漁師さんの熱意で実現した若狭の「クエ」
お出しするクエは、若狭で養殖されているものです。この養殖が実現するには、漁師さんの熱い思いがありました。もともと暖かい海に生息する魚だけに、漁師さん曰く「温度管理には特に気を遣う」そうで、養殖をはじめた当初、クエの育ちは一進一退でした。養殖の難しさを痛感しながらも、常に若狭の漁師たちを奮い立たせたのは「若狭を訪れる多くの人に、この地の美味しいものを召し上がっていただきたい」という強い思いでした。
じっくり時間をかけながら育て、クエが約1.5kgになったところで出荷。これでお客様約2名分の量になります。若狭で育ったクエは、寒さによって身が締まり、歯ごたえとはフグを凌ぐほど。その美味しさは、お造りで味わうと明らかです。一方、鍋にすると身はとろけるような食感に変わります。身やアラからにじみ出た旨みは、濃厚でまろやかな雑炊に仕上げ、クエづくしコースを締めくくります。