若狭・三方五湖の春夏秋冬

あそびマイスター田辺が、カヤックから見た若狭湾や三方五湖の春夏秋冬をご案内します。あふれる自然の中を進んでいくカヤックコースは、最高のリラクゼーション空間。ゆったりとした時間に癒されてください。

■春の若狭湾・三方五湖

冬には大荒れとなる日本海も3月後半ばには落ち着き、カヤックにもってこいの季節となります。春の魅力は、何と言っても沿岸に新緑が芽吹く、爽やかな日本海。新たな命の力が、カヤックを漕ぐ私たちにも伝わってきて、自然界から力をもらっているような何とも温かい気持ちになれます。

春だけのとっておき/その1
「あそぼーや」の拠点から歩いてすぐの塩坂越(しゃくし)海岸。この山肌には、春先になると全身真っ白の“鷹”がつがいでやってきて、子どもを産み育てている姿が見られます。
春だけのとっておき/その2
カヤックの海コースの途中に、烏辺島(うべじま)という無人島があり、その近くに300〜400頭ものイルカの群れがやってきます。その中に一匹だけ頭が丸い、白いイルカが混じっているそうです。漁師さんの中には何人も目撃者がいます。人なつっこくて、漁船にスイスイとついてくるそうです。
春だけのとっておき/その3
若狭湾にも稀に、ゴマフアザラシが出没します。通称「わかちゃん」は、恥かしがり屋ながら、ひょっこり水面に顔を出す姿がキュート!運が良ければ、「わかちゃん」の愛くるしい姿に出会えるかも。今年も会えるといいな。とても楽しみです。

■夏の若狭湾・三方五湖

太陽がキラキラと輝き、海がイチバン賑やかになるシーズン。夏のカヤックの楽しみは、ツアー途中に立ち寄る無人浜でのスノーケリングです。海中の魚も気持ち良さそうに私たちを歓迎してくれます。海底の砂を足でかき混ぜると、カラフルな魚たちが足元まで近寄ってきてくれるんですよ。この時期には、触ると紫の液体を出す「アメフラシ」や、色とりどりの「ウミウシ」、いろいろな形のヒトデたちもお出迎えしてくれます。

夏の後半には「小鯛」や「アオリイカ」まで姿を見せてくれます。アオリイカの泳ぐ姿は、何とも言葉に表せないほど優美です。また、目の覚めるような水色の「ソラスズメダイ」、ボーダー柄で背中に黄色のメッシュの入った「オヤビッチャ」などの熱帯魚も見ることができます。

■秋の若狭湾・三方五湖

常神半島や三方五湖一帯の山々が、赤や黄色に色づきはじめるこの時期。夏の慌ただしさから一変、ゆっくりと「海」「山」「風」「香」を感じながら、のんびりした時間を楽しめる季節になります。穏やかな若狭湾をカヤックで漕ぎ進め、無人浜へ上陸してのコーヒータイム。たわいもない会話の一つ一つでさえ、とても幸せな瞬間に感じられます。無人浜に流れ着いた流木を使ってのビーチクラフトも楽しいですよ。

また若狭湾では日本海特有の、大きいもので直径1メートルを超す「越前クラゲ」が出没しはじめます。生で見ると大迫力のこのクラゲ、一見の価値ありです。また「ミズクラゲ」の群集にも出会えるチャンス。他にも「オワンクラゲ」や「アカクラゲ」、触るとピリッと痛い「アンドンクラゲ」なども見かけることができます。お天気の安定した、気持ち良いこの時期に、カヤックにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

■冬の若狭湾・三方五湖

冬のカヤックツアーは、湖コースが面白い!冬の海とは違い、波もなく、穏やかなフィールドには、5000羽を超える渡り鳥がやってきます。「マガモ」を中心に、「キンクロハジロ」「ヒドリガモ」「スズガ」「カイツブリ類」など、とても賑やかな湖に変わります。11月には「コハクチョウ」も渡来し、優雅な姿を見せてくれます。

そして、一度はお目にかかりたいのが、天然記念物にも指定されている「オジロワシ」と「オオワシ」。毎年、お正月前後に渡来するこのワシたちは、翼を広げるとオジロワシは2m!オオワシにいたっては2m40cmにもなるんです!この大きさから考えて、翼を閉じていても、大人が膝を抱えて小さくなったぐらいの大きさはあるハズ。ところが、大きいだけに小回りが利かず、烏に餌を横取りされるというおっちょこちょいな一面もあるんですよ。双眼鏡を片手に、冬のカヤックツアーに出かけて、野鳥観察を楽しみましょう。

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